首は常に頭の重さを支える為、負担のかかりやすい部位となっています。
「首が痛い」といっても痛み度合いや程度は原因によって様々です。
①ヘルニアによるもの
ヘルニアとは、骨と骨の間にある椎間板の髄核と呼ばれるものが、何らかの原因により押し出された状態で、神経根や脊髄を圧迫されると首や肩、腕に至るまでしびれや痛みがでるのが特徴です。正面や上を見上げる事が痛みで出来なくなる事も特徴です。
②頚椎症によるもの
加齢により椎間板が変形したり、椎体(骨)に骨棘と呼ばれるトゲができて神経を刺激して首から腕にかけて痛みや痺れが生じる病気です。首を後ろに反らせると痛みが強くなるのも特徴です。程度にもよりますが手術が必要になる事もあります。
③胸郭出口症候群
胸郭や首には神経や血管の出口(通過点)になっている場所があり、不良姿勢や筋肉のこわばりなどにより、血管や神経が締め付けられたり圧迫され続けたりすると起こる病気です。
こちらも神経の絞扼になるので、腕や肩などにしびれや痛みを生じます。
①~③は強い痛みが出ることもあり痺れを伴い日常生活に支障が出ることもあるので、症状が続く場合は整形外科で確定診断してもらってください。
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