①仰向けで寝ることができない
②痛いほうを下にして寝ることができない
③ 椅子に腰をかけるのがつらい
④痛い方のおしりを浮かせて座っている
⑤ 動き始めが痛い(椅子からの立ち上がり、歩き始め等)
このような症状があり、腰周囲が痛むときは仙腸関節性の機能障害があるかも知れません。
痛みが出るときは片側の殿部、鼠径部痛や下肢の痛み・痺れなどの症状が出現します。
腰部脊柱管狭窄症やヘルニアで起こる神経症状とも症状が似ているので、注意が必要です。
統計的には女性の方で起こる事が多く、正座で痛みが緩和することもあるようです。
仙腸間節障害はその構造から、左右の脚を前後に開いたり腰を大きく捻るなど、骨盤に左右非対称の力が加わることで発症しやすいといえます。
また、いつも鞄を同じ方に持つ、足を組んで座る癖があるなどの左右非対称な癖がある方も負担がかかりやすいかもしれません。
また女性は、出産に際して仙腸関節の周りにある靭帯が緩み産道を拡げますが、出産後も靭帯が緩んだままになってしまい、仙腸関節障害を引き起こすことがあるといわれています。
ぎっくり腰の原因の一つともいわれていますが、ハッキリとした原因や痛みとの因果関係は実はあまりわかっていません。
普段から足を組む癖や身体を傾けて作業をする、偏った身体の使い方をしていて腰痛がある方は仙腸関節の機能障害を疑ってみても良いかもしれません。
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