妊娠中に拡がる場所は、恥骨結合という部分で、ホルモンの作用で恥骨周囲の靭帯が緩みます。
産後は子宮は約24時間かけて収縮し、元の大きさに戻ります。
恥骨結合も24-48時間くらいで元の位置に戻ると言われています。
産後すぐに歩いたりして動かしていると、不安定になっている分、おさまりが悪いと言われています。恥骨結合部の靭帯が安定するには半年くらいかかるともいわれています。
でもこれは、自然分娩で母乳のしっかり出ているママの話になります。
帝王切開での出産や、母乳の出が悪いなどの要因が入ると骨盤が安定するまでに半年以上かかるようです。
この期間中は、骨盤低筋群や内転筋群の影響も強く、身体に負担になるので余計なストレスを骨盤に与えないためにもトコちゃんベルトのような骨盤ベルトを着用すると良いです。
骨盤が不安定な状態になる理由が他にもあります。
◎筋力が低下して骨盤が不安定
◎腹筋(腹直筋)が伸びて弱くなる
どちらも一般的に効く話だと思います。
妊娠中のお腹は大きく膨らむので弱ってしまうのは仕方ない事ですが、腹直筋離開がおこってしまうと尚更、腹筋が弱くなってしまします。
これにプラスして、内臓の周囲の膜組織も支持力が低下している為、内臓が下垂しやすくなっています。
骨盤は、内臓器を下から支えている役目もあるので負担がかかりやすくなります。
さらに!
前述の骨盤低筋群の筋力低下により、骨盤を支える力や、尿を止める力などが弱っている状態になります。
立ち姿勢の時に反り腰でバランスを取ったり、座った時は伸び腰(骨盤後傾)になりやすくなります。母乳をあげる姿勢からも負担がかかっています。
産後、2か月目から検診でお身体に異常がなければ産後の骨盤矯正が可能です。
出来るだけ早めに骨盤の位置や関節の動きが正常になるように調整しましょう!
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